何もしてない日書くことない

  土曜日は深夜2時に就寝。今日は午後2時に起床。1日が短いような気がする。気のせいか。

  それにしても試験勉強というのは難しい。理科と歴史の暗記に手をつけてみたが、数学はどうすればいいんだ?出来る人に聞いても「授業聞いてれば分かる」とか「才能」とか「普通に考えれば解けるじゃんwww」とか言われるから困る。チャート・体系解き直しとかマジ勘弁。今週ゆっくりとがんばろう。

  小説・フリーマントル「消されかけた男」を読んだ。ちょうど「アヒルと鴨のコインロッカー」はいわゆる「叙述トリック」の話であると聞くが、これもその手のジャンルだと思う。冷戦中のヨーロッパを舞台に、英国情報部とCIA(アメリカ中央情報局)・KGB(ソ連国家保安委員会)のスパイたちが戦う話である。主人公は英国のプロフェッショナルな情報部員で、ソ連から亡命しようとする大物人物と接触しその亡命を成功させようとする英米の作戦の中心の役割を果たす。そしていろいろあった末、作戦は成功してハッピーエンドを思わせる場面になるのだが、最後になんと、主人公がKGBと通牒していたことが明かされる。驚きの中作戦は完全な失敗であったことが判明し、英米の情報局長官が2人と情報部員200名余りがソ連にとらわれてしまうのだ。

  スパイものは余り読まない(小説自体あまり読まない)が、主人公のスパイが祖国を裏切り金を儲けて終わるという展開はそれほどないのではないか。KGBという言葉だけでも燃えるところを、素晴らしいストーリー展開にも引きこまれ、至福の3時間を過ごすことが出来た。これからスパイ小説も読んでみようか。最近は共産主義について勉強しているが、KGBやCIA、MI6についても興味を持った。